新書　第七幕　役割としての男・女・老人と死

人生のあらゆる問題は聖書で解決できる。

聖書一本で現実の様々な問題を乗り越えてこられた水谷先生。30歳から70歳直前までの、40年間にわたる思いの集積の中から、テーマに沿って短く読みやすくまとめた文章を手軽な新書のサイズでお届けするシリーズです。

第七幕は「役割としての男・女・老人と死」です。

「男に生まれた、女に生まれた、老人になった、死を迎えた。それを、担うべき運命として引き受けて、その役割を見事に生き切る。それが人生だと私は考えて生きてきました。男の美学があります。女の美学もあるでしょう。老人にも美学は求められますし、理想的な死に方もあるものです。そんなことを考えて、折に触れて書いた文章がここに集められています。
…どれも読みごたえのある、教えられることの多い文章で、我ながら感心してしまいます。若いときに書いた自分の文章に、年老いた自分が教えられるというのは変かも知れませんが、それが事実だとすれば、これらの文章が私の作品ではなく、若い私に書かせた神の作品だと言えるかもしれません。
　命を賭けた信仰者の真実の告白は、いつも神の声です。」

―「はじめに」　より